【講座開催報告】2020/2/9 「ひよこ豆味噌作りクラス」:ひよこ豆を使ってお味噌を作る理由
2020年2月9日
10:30~ ひよこ豆みそクラス
開催いたしました。
今回はブログ「100歳以上生きる」を運営のいくみさんもご参加いただきました。
ひよこ豆の味
今回は、2019~2020年シーズン最後の「ひよこ豆味噌クラス」でした。
お味噌はふつうは”大豆”で作られますよね。
でも、ひよこ豆でもお味噌が作れるのです。
お味噌作りの際に、「ひよこ豆味噌」「黒豆味噌」「信州味噌(大豆)」を食べ比べしてもらいました。
黒豆味噌は旨味と甘みのバランスがとても良い深みのある味
信州味噌は、黒豆味噌の逆の、塩味がキリっとしたさっぱりした味
ひよこ豆味噌は、信州味噌よりもほんのり甘みがあって塩味抑え目、
黒豆味噌よりもさっぱりしているけれど、持ち前の食物繊維の豊富さから他の具材にしっかりからみついてくれます。
なぜ?ひよこ豆??
ひよこ豆は、薬膳的効能は「通便」「健脾」「養血」
通便ですよ、通便。
なぜかというと、大豆に比べて食物繊維がとても豊富なのです。
近年「糖質制限」の食事が広まっています。
糖質制限をするために、みんな「肉」「肉」「肉」と肉食へと偏ってしまっています。
それによって、食物繊維を摂ることが減り、
便秘が増え、大腸がんが増えてきているのです。
少し前であれば、日本人の死因のトップは「胃がん」でしたが、
近年は「大腸がん」がその座を奪っています。
食生活が変わってきて、日本人にいかに食物繊維が足りていないか、お分かりでしょうか。
かといって、野菜だけに食物繊維の摂取を頼ろうとすると、
かなりの量の野菜を食べなければなりません。
ましてや、冬の間の生野菜は内臓を冷やしてしまいます。
そこで、お味噌にして、お味噌汁として食べると
・美味しい
・内臓が温まる
・食物繊維が豊富
言うことなし!です。
また、「養血」の効果がありますので、
貧血気味の女性などは特におすすめです。
これに「活血」の効果のある食材をお味噌汁の具にすると、百万馬力です。
「活血」とは”血を巡らせる効果”のこと。
ひよこ豆で「養血」血を養って、「活血」の食材で血を巡らせる。
新陳代謝の第一歩ですね。
「活血」の素材でお味噌汁に向いている食材はこちら
玉ねぎ
茄子
パセリ
みょうが
レタス
自分の体を守るのは自分しかいません。
体に必要で美味しいものを、上手に取り入れたいという気持ちから
毎年「ひよこ豆味噌」を作るお手伝いをしています。