「自然栽培で育てた野菜を食べてみよう会」開催!しっかりした濃い味に、作る人も食べる人も笑顔になる野菜

2017年8月5日。
自然栽培の野菜を作っている、八木さんの「自然栽培で育てた野菜を食べてみよう会」が開催されました。

八木さんのプロフィールについてはこちら

Kitchen Bee 待望の講座が開催

かねてから何度か八木さんが作るお野菜を頂いておりました。


※写真は「ものくろボックス」の大東さん撮影

食べるたびに、その味のしっかりした野菜のファンになっていったのです。

味が濃いのにえぐ味が無く、細胞ひとつひとつに水分をしっかり抱え込んだ野菜を食べると、スーパーマーケットの野菜は一体何だったんだろう?と思うぐらいに味気なく感じます。

人間の身体の細胞ひとつひとつを元気にしてくれるような凄い野菜を、ぜひ多くの人に知ってもらいたいとずっと思っていました。

八木さんは、勉強熱心で努力家なのにとても控えめな方。
その八木さんの初の「自然栽培で育てた野菜を食べてみよう会」が、Kitchen Beeで開催されました。
ほんとにほんとに「待ってましたー!」と叫びたいぐらい。
待ちに待った待望の講座。
もちろん、私もfull参戦です。

自然栽培の野菜を作るには畑作りから


※写真は「ものくろボックス」の大東さん撮影

自然栽培の野菜を作るのは、実は並大抵ではありません。

『オーガニック』と言う言葉が巷に溢れている昨今ですが、オーガニックとは有機栽培のことです。
有機栽培とは有機肥料を使った農法で、この有機肥料はJASで認定された肥料ですが、
人間由来(人糞含む)
動物由来(動物の堆肥や、動物を発酵させもの)
植物由来
いろんなケースがあり、賛否両論となっています。
なので、私は「オーガニック」と聞くと、「これ、、大丈夫??何由来の有機肥料なの?」と身構えてしまいます。
しかし、今は「オーガニック」のラベルが付くだけでお値段が跳ね上がったりすることも疑問に感じています。

しかし、八木さんの自然栽培の野菜は、化学肥料は元より、これらの有機肥料すら一切使っていません。
土の力と野菜の持つ力だけで成長した野菜です。

それ故に、土作りや野菜作りに時間と手間がかかり、慣行野菜(従来の野菜の作り方)の畑から自然栽培の畑に移行するためには3年もかかるのです。
その間は”自然栽培”とは謳えず、また、土作りの途中のために安定した収穫が難しいのです。

3年間も収穫出来ない事は、農家にとってコストばかりがかかり、また、一般的な農法で無いため試行錯誤の連続となります。

そんな苦労に苦労にを重ねて作った野菜ですが、八木さんは「もうね、野菜作りが楽しくて楽しくてしょうがないの!」と笑顔でおっしゃっていました。


※写真は「ものくろボックス」の大東さん撮影

自然栽培とは?も分かりやすく伝えてくれる講座

手間がかかり大変な自然栽培農法ですが、世間的には「高い野菜」としか着目されておらず、また自然栽培についても認知度が低いのが現状です。

この講座では、
・八木さんがなぜ自然栽培農法で野菜を作りを始めたいと思っのか
・自然栽培について
・どのような勉強をして、どのように試行錯誤してきたのか

これらを、ご自分の貴重な資料や本、またスライドや、参考にしたサイトなども惜しみなく教えてくれました。
(しかし、私のトンチンカンなツッコミで何度も脱線…汗)

妹さんたちの自然栽培のランチと、お土産

この講座には八木さんの妹さんたちお二人も来て頂きました。
なんと、管理栄養士さん。

※写真は「ものくろボックス」の大東さん撮影

自然栽培の野菜の味を十二分に生かしたシンプルな味付け。
野菜の処理の仕方もとても丁寧でした。


食べると、野菜の細胞ひとつひとつのパワーが、身体の隅々まで行き渡るような美味しさです。

お野菜だけでなく、手作りヨーグルトや、オススメのアイスコーヒーや紅茶。
誰もが「美味しい」「美味しい」を連発。

しかも、朝採れたてのバジルやインゲンなどのお野菜のお土産。
糖分控えめで作られた、自然栽培のルバーブと、
妹さんたちイチオシのパンもお土産に頂きました。

美味しくて栄養たっぷりなランチとお土産で、心もお腹もたっぷり満たされた時間となりました。

次回の開催はまだ未定ですが、また是非開催を心待ちにしています。
開催が決まりましたら、Kitchen Beeからお知らせいたしますので、是非ご参加ください。

また、皆さんから「アンコール」のお声を頂戴できますと、主催者の八木さんも動いてくださると思いますので、是非お声をお聞かせください。