【開催レポート】韓国の梅シロップ「メシルチョン」仕込みクラスを開催しました

梅の季節に合わせて、韓国の梅シロップ「メシルチョン」を仕込むクラスを開催しました。

このクラスはお客様からのリクエストにより開催したクラスです。

日本の梅仕事といえば、梅干しや梅酒、梅シロップなどがありますが、韓国にも梅を使った保存食があります。

そのひとつが「メシルチョン」です。

メシルは韓国語で「梅」、チョンは果物や植物を砂糖に漬けて作るシロップのこと。

韓国では飲み物として楽しむだけでなく、料理の甘みやコクを加える調味料としても、幅広く使われています。

まずは梅仕事から

クラスでは、梅の選び方や扱い方をご説明したあと、梅を洗い、ヘタを取り除くところから始めました。

梅仕事は、作業そのものはとてもシンプルです。

けれども、ひとつひとつの梅に触れ、傷がないかを確かめながら丁寧に仕込んでいく時間には、季節の手仕事ならではの楽しさがあります。

みなさんでお話ししながら作業をしていると、たくさんあった梅も、あっという間に下ごしらえが終わりました。

メシルチョンを仕込みました

下ごしらえをした梅と砂糖を容器に入れ、それぞれご自分のメシルチョンを仕込みました。

仕込んですぐに飲めるものではありませんが、梅のエキスが少しずつ出て、砂糖が溶け、時間とともに変化していきます。

完成を待つ時間も、保存食作りの楽しみのひとつです。

お持ち帰り後の管理方法や、仕込み途中に気をつけたいこと、完成の目安についてもお伝えしました。

漬け終わった梅もおいしく活用

メシルチョンを作ったあとの梅を、捨ててしまうのはもったいありません。

今回は、その梅を使って作る「梅のチャンアチ」をデモンストレーションでご紹介しました。

チャンアチは、野菜や果実などを調味液に漬けて作る韓国の保存食です。

メシルチョンを仕込んだあとの梅にも、まだ梅の風味が残っています。

調味料に漬けることで、甘酸っぱさと塩気のある、ごはんによく合う一品になります。

そのまま副菜として食べるほか、刻んでおにぎりやキンパに入れたり、肉料理に添えたりと、さまざまな使い方ができます。

メシルチョンは飲むだけではありません

梅シロップというと、水や炭酸水で割って飲むイメージが強いかもしれません。

もちろん、メシルチョンもドリンクとしておいしく楽しめます。

けれども、それだけではありません。

砂糖やみりんの代わりに料理へ加えると、甘みだけでなく、梅の酸味と深みも加わります。

肉料理のたれ、ドレッシング、和え物、煮物など、日々のお料理にも使える便利な調味料です。

クラスでは、メシルチョンをどのように料理へ取り入れたらよいのか、具体的な活用方法もお伝えしました。

ランチでもメシルチョンを味わいました

仕込みのあとは、メシルチョンや韓国の保存食を取り入れたランチです。

今回のメニューは、

・梅のチャンアチのキンパ風
・セロリのキムチドレッシングのサラダ
・豚肉のメシルチョンたれ焼き
・卵スープ
・柚茶のミルクプリン

をご用意しました。

写真のキンパ風ごはんには、梅のチャンアチを刻んで入れています。

甘酸っぱく、少し塩気のある梅のチャンアチが、ごはんや海苔とよく合います。

豚肉は、メシルチョンを使ったたれに漬けて焼きました。

メシルチョンの自然な甘みと梅の風味が加わり、ごはんが進む味です。

セロリのキムチを活用したドレッシングのサラダ、やさしい味わいの卵スープと一緒に、韓国の食文化を感じられるランチになりました。

デザートは、柚茶のミルクプリン。

柚子の爽やかな香りと、ミルクプリンのやさしい甘さで、食後を締めくくりました。

季節の梅を、一年を通して楽しむために

梅仕事は、仕込んだその日に完成するものではありません。

少しずつ変化していく様子を見守り、出来上がったシロップや漬けた梅を、日々の食卓で楽しみます。

メシルチョンを仕込むことで、短い梅の季節の味を、その先も長く楽しむことができます。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

ご自宅で育っていくメシルチョンの変化も、ぜひ楽しんでくださいね。